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2016年2月29日

皆さんこんにちは(^^) 院長の星野です。
今日は二月の最終日、そして四年に一度のうるう年でもありますね。
さて横手の伝統行事であるかまくら、凡天もあっと言う間に終わってしまいました。
気のせいか?かまくらの観光客が年々減少しているような感じがします。
もちろん暖冬のせいもあるのかも知れませんが (>_<。)もっとかまくらを全国にアピールして欲しいものです(^_^.)

 さて前回は歯科金属が原因で「メタルタトゥ」になる事をお伝え致しました。今日は
歯科で使用する金属から来る金属アレルギーについてお話ししたいと思います。

 当院に来院される患者さんの中には、お口の中に潰瘍を作ったり口内炎が出来やすかったり、手や足の皮膚が水虫のようになりジクジクしたり・・という症状を訴える方が少なくありません。そのような症状を持つ方の原因のほとんどが金属アレルギーを持っています。
 そのアレルギーを起こす原因としてあげられるのが、歯科医院で歯に詰めたり被せられたりした金属で、お口の中で溶け出していることが要因の一つとなっています。
本人はそういったアレルギーの自覚はなく、こちらから金属アレルギーの検査を勧めて初めてわかるケースがほとんどです。そのアレルギーの元になる金属には、パラジウム、ニッケル、銀、そしてアマルガム等があります。特にこのアマルガムという金属は厄介な金属で、50%の水銀と35%の銀、その他錫や銅そして亜鉛が少量含んでいる混合金属です。30年以上前は、歯の詰め物として良く使用されておりましたが、今では歯の詰め物として使用することはほとんどありません。日本では1970年代にピークで年間10トン生産されていたそうですが、スエーデンでは30年前には全面的に使用禁止に。しかし日本では今でも知らずにアマルガムの詰物をされている歯科医院があると聞きます。
だからと言って全ての人がアマルガムによってアレルギーを起こしやすいわけではありませんが、気になるようでしたら金属を外してプラスチックやセラミック等の非金属に置き換える事でしょう(^^)
もしそのような症状がありお悩みの方は、ぜひ当院にお気がるにご相談下さい。

ではまた(@^^)/~~~

2016年2月 4日

皆さんこんにちは!院長の星野です(^.^)
今日は二十四節気の一つ、立春です。朝から春を思わせる天気で、伊東市では
春の訪れを告げるフキノトウが顔をのぞかせていたそうです。
横手では来週、小正月行事の「かまくら」があり、だいぶ街の中にはかまくら作りが見られるようになりましたね。この暖かさでかまくらが溶けないか心配になります・・(^^;)

さて、今日はメタルタトゥについて書きたいと思います。
たぶん皆さんには、このメタルタトゥという言葉はあまり馴染みがないのでは?と思います。名前のとおり、「金属の入れ墨」という意味ですが、被せた金属の周りの歯茎が黒ずんだ状態になったものです。アマルガム(銀と水銀の混合物)やクラウン・ブリッジなどの金属が溶けて歯肉に入り込み、そのような状態となります。これを外来性の色素沈着と言いますが、外から侵入した金属片を生体は異物として認識、それを処理するために反応を起こし黒ずんだ歯茎の事を「メタルタトゥ」と呼ぶのです。

私が初めてそのような状態を見たのは今から33年前位だった思います。20代の女性で奥歯にブリッジが入っておりましたが、その周りの歯茎にかなりの黒ずみがあった事が印象的でした。その時は、そのブリッジを外しやり替えることで改善されましたが、一度歯茎に入り込んだ金属を完全に除去する事は不可能で多少黒ずみは残りました。

これを防ぐ手立ては、歯に被せたり詰めたりする際に金属を使用しないことです。
しかし現在の保険治療では一定のルールがありどうしても金属を使用しなくてはなりません。ですのでメタルタトゥを防ぐには、金属を使用しないファイバーコアやセラミック等がおすすめです。
金属を一切使用しないので、見た目も自然なものに仕上がります。.

では治療方法というと、その沈着した部位の外科的切除や最近ではレーザーによる除去で改善されます。もちろん当院でもレーザーにて除去をする事が可能ですので、ぜひご相談下さい。

次回は今回に関連した、金属アレルギーについてお話ししたいと思います。

それではまた (@^^)/~~~

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ほしの歯科医院 院長 星野守
ほしの歯科医院
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院長 星野守