TCHとは??
こんにちは、歯科衛生士の高橋です。
最近はようやく雪も落ち着き、そろそろ春の気配を感じ始めるようになりました。
春の訪れが待ち遠しいですね。
さて今回はTCHについてお話しいたします。
TCHとは、"Tooth Contacting Habit"(歯列接触癖)の略で、上下の歯を持続的に接触させる癖のことです。何もしていないとき人間の上下の歯は接触していません。
くちびるを上下閉じていても上下の歯は触れていない状態です。それが何かに集中している時ストレスがかかっている時など何らかの要因で癖となってしまったと考えられます。癖になった歯の接触に脳が慣れてしまい、それに気づかなくなってしまうのです。
上下の歯は会話や食事をする際の接触する時間を含めても一日20分程度が正常だと言われています。
歯ぎしりや食いしばりのような強い力ではなく、上下の歯が接触している弱い力でも、その時間が長ければ歯、顎関節などの不調に関係があることがわかってきました。
このTCHは安静時の舌の位置とも関係があります。
安静時の舌には正しい位置があります。 唇は軽く閉じて、上下の歯は2ミリほど離れていています。さらに、舌はぺたりと上あごに触れていて舌先は上の前歯の裏のポコッとしたふくらみにあるのが正常です。
ぜひ自分がTCHかどうかチェックしてみて下さい。
TCHへの対策は他にもありますのでぜひスタッフへご相談ください。